屋外広告(おくがいこうこく)ヘルプ

 屋外に掲出、設置される広告物の総称。すでに古代ギリシア・ローマ時代に家屋の壁の一部を白く塗って公示や広告を描くアルブムがあった。日本では『土佐日記』にみえる「小櫃(こひつ)の絵(え)、曲(まが)りの大鉤像(おほぢのかた)」が文献に現れる最初といわれる。字の読めない人が多かった時代の最大のメディアであった看板の元祖は、古代ローマ時代に酒屋の軒先に掲げた常春藤(きづた)の枝で、日本では「杉の酒林(さかばやし)」がこれに相当する。室町・江戸期以降は招牌(しょうはい)と称する看板およびのれんが登場した。そのほか行灯(あんどん)、障子、旗、(のぼり)、蔵印、家印なども広告に利用された。今日では昼間の街頭には広告塔、電柱広告、看板、ポスター、夜間には電飾(イルミネーション)、ネオン、電気看板、電光ニュースがあり、また空に描き出す投光、アドバルーン飛行船(機)による広告など多彩である。屋外広告の今後は、アメリカのシート・ポスター(何枚かのポスターを貼(は)り合わせて一つのポスターにしたもの)のように、ネットワーク・サインとしてのポスター・ボードやレンタル・ボードがどこまで成長するかにある。

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